チェンナイでの経験を経てケララへ戻る

アガスティアの葉

ケララでのアーユルヴェーダ施設訪問とオーナム祭

ヒンドゥー寺院巡りとムルガン神との関わり

南インドのチェンナイで「アガスティアの葉」を体験した後、私はケララに戻り、新たな発見と出会いを迎えました。チェンナイでの出来事が心に渦巻く中、ケララで待っていたのは、自然豊かなアーユルヴェーダ施設でのリラックスした時間と、ケララ州最大の祭りであるオーナム祭への参加、さらには歴史あるヒンドゥー寺院の巡りでした。その中で、南インド特有の神、ムルガン神との不思議な縁を感じる瞬間が訪れます。以下では、このケララでの経験を順に綴ります。

ケララでのアーユルヴェーダ施設訪問とリラクゼーション

チェンナイからケララへ戻った私たちは、友人のマミさんの勧めでアーユルヴェーダ施設に向かいました。この施設は、緑豊かな自然の中に佇むリゾート型の施設で、訪れる人々を日常の喧騒から解放し、心身を癒してくれます。施設の建物は伝統的なケララ建築を活かしつつ、モダンな設備も整えられており、滞在するだけで落ち着いた気分になれる場所です。

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施設に到着すると、まず迎えてくれたのは、地元で栽培された新鮮なハーブを使ったウェルカムドリンクでした。その清涼感とともに、チェンナイでの忙しい日々が心から溶けていくのを感じました。アーユルヴェーダのトリートメントは、体調や希望に応じて選べるメニューが揃っており、私たちはオイルマッサージやハーバルスチームバスを受けることにしました。セラピストの手技は確かなもので、日頃の疲れが徐々に解き放たれていくのが分かります。

施設内には、バックウォーターと呼ばれる静かな運河があり、そこではボートクルーズを楽しむこともできます。夕暮れ時にゆったりと水辺を進むボートから眺める景色は、まるで時間が止まったかのように静寂と美しさに満ちていました。チェンナイで抱えた疑念や迷いも、この景色を前にするとどこか小さなことのように思えてきます。

オーナム祭の熱気とケララ文化の体験

滞在中、ちょうどケララ州最大のお祭りであるオーナム祭が開催されていました。オーナム祭は、伝説の神王マハーバリを称えるお祭りで、ケララの伝統文化と現代が融合した華やかなイベントです。この祭りには、地元の人々だけでなく、観光客も数多く参加します。

施設の庭では、地元の人々が作った大きな花の装飾「プーカラム」が飾られ、伝統的な音楽とダンスが披露されていました。私たちも招待され、ケララの家庭料理が並ぶビュッフェに舌鼓を打ちました。特にサンバルやパヤサムといった地元料理は、スパイスの香りが絶妙で、どこか懐かしさを感じさせる味わいでした。

オーナム祭のハイライトの一つは、象に飾り付けをして行進するパレードです。その威厳ある姿と、周囲の人々の熱気が相まって、一瞬たりとも目が離せない光景でした。この祭りに参加することで、ケララの人々の生活や文化、そして伝統を深く理解することができました。

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ヒンドゥー寺院巡りとムルガン神との再会

ケララ滞在中には、いくつかのヒンドゥー寺院を巡るツアーにも参加しました。この地域の寺院は、観光客に対しても温かく開かれているものが多く、建築や神像、そして祈りの場としての神聖さを肌で感じることができました。

特に印象に残ったのは、ムルガン神が祀られている寺院でした。この神は孔雀に乗り、南インドではスブラマニヤとして親しまれています。チェンナイでのリーディング結果に「スブラマニヤ」という名前が含まれていたことを思い出し、不思議な縁を感じずにはいられませんでした。

寺院では、ムルガン神の神像を目にした瞬間、チェンナイで体験したことや購入した飾り物の裏面に描かれていたムルガン神の姿が重なりました。南インド特有の色鮮やかな彫刻や細部に至るまで丁寧に施された装飾は、この神への信仰の深さを物語っているようでした。

また、この寺院で地元の参拝者が丁寧に儀式の手順を教えてくれたことも心に残っています。彼らの助けで、正式な手順に則り、ムルガン神への祈りを捧げることができました。その瞬間、単なる観光ではなく、どこか魂に触れるような感覚を覚えました。

ケララで得た気づきと新たな旅路への思い

ケララでの時間は、リラクゼーションと文化体験の融合でした。チェンナイでの経験から生まれた疑念や迷いも、この地での出来事を通じて少しずつ和らぎ、南インドという土地の奥深さとその文化の豊かさを改めて実感しました。

ムルガン神との縁やオーナム祭での体験は、私たちの旅をより深く意味のあるものにしてくれました。アーユルヴェーダ施設での癒しの時間は、次の旅へのエネルギーを与えてくれるものでした。このケララでの最後の日々を通じて、南インドの人々が持つ温かさや、自然と調和した生活の素晴らしさを肌で感じることができました。

旅は終わりを迎えましたが、心の中には新たな問いや探究心が芽生えています。それは、南インドの文化や信仰、そしてそこに生きる人々の価値観に触れたことで生まれたものです。次にどんな旅が待っているのか、期待とともにケララを後にしました。

この記事については以下のリンクをご覧ください:

アガスティアの葉リーディングについて – 初心者向けガイド

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