帰国後の偶然とアガスティアの葉の再確認
インドから帰国して数週間、心の中に残っていたのはチェンナイでの「アガスティアの葉」体験に対する釈然としない思いでした。リーディングの内容に一定の納得感を得られた一方で、予期せぬトラブルやリーダーの説明への疑問が、私たちの信頼を揺るがせる出来事もありました。それでも、「アガスティアの葉」が語る壮大な過去世の物語が気になり、帰国後、改めて別の「アガスティアの葉」を探してもらう依頼をすることを決意しました。
再び「アガスティアの葉」を依頼する理由
帰国後の数日間、インドでの出来事を振り返るたびに「本当にあの葉は私のものだったのだろうか?」という疑問が頭をよぎります。「葉」に書かれていた内容を完全に否定するわけではありませんが、信憑性を確認したい気持ちが拭えませんでした。また、もし別の「アガスティアの葉」が同じ内容を語るなら、それは私にとって重要なメッセージだと受け取れるのではないか、そんな期待もありました。
もう一つの「アガスティアの葉」を探してもらう依頼をしたのは、チェンナイとは異なる場所のナディ・リーダーでした。オンラインを通じて依頼を進められる点が便利で、現地に行かずともリーディングが可能とのこと。手順としては、まず私の基本情報(出生年月日や家族構成など)を提供し、それを元にナディ・リーダーが私に該当する「葉」を探す形です。
再確認の結果と驚きの一致
依頼をしてから数週間後、「アガスティアの葉」が見つかったとの連絡が届きました。英文に翻訳されたリーディング内容を受け取り、相方と一緒に読み進めていきます。すると驚くべきことに、チェンナイで得たリーディング内容と大筋が一致していることに気がつきました。
例えば、過去世での名前や父親の名前、職業、地域などが、チェンナイの「葉」とほぼ同じでした。文言や表現の細かな違いはありましたが、全体的な情報は一致しており、それが単なる偶然とは思えませんでした。この結果を前に、チェンナイでの体験が確かに意味のあるものだったと再確認しました。
過去世での「スブラマニヤ」とのつながり
リーディングの中で特に印象的だったのは、私の過去世に「スブラマニヤ」という名前が登場していたことです。スブラマニヤは、南インドで「ムルガン神」として知られる神の名前でもあり、偶然にしてはできすぎた一致でした。旅の最中に訪れたケララの寺院で、ムルガン神にまつわる体験をしたことを思い出し、このつながりが偶然ではないと感じるようになりました。
また、ムルガン神はインドの軍神として崇められ、障害除去や知恵を授ける神として広く信仰されています。旅の中で出会ったムルガン神の寺院や、そこで感じた不思議な感覚が、過去世でのつながりを示しているのではないかと思わずにはいられませんでした。
帰国後に訪れたさらなる偶然
「スブラマニヤ」という名前を知った後、旅の最中に購入したお土産に目が留まりました。それはガネーシャ神が描かれた飾り物で、裏面にはムルガン神が描かれていることに気づきました。この偶然の重なりに、相方も驚きを隠せませんでした。さらに、インターネットで調べてみると、旅の最初に訪れたケララのシヴァ寺院のゴープラム(塔門)もムルガン神に捧げられていたことが判明しました。
これらの偶然の連続は、「アガスティアの葉」に導かれた旅の重要性を改めて実感させてくれるものでした。過去世でのつながりや旅の中での体験が、私の人生において深い意味を持っていると感じられるようになりました。
信じるかどうかは自分次第
「アガスティアの葉」が語る内容の真偽を完全に証明することはできませんが、それは重要なことではないのかもしれません。大切なのは、この体験を通じて自分自身と向き合い、人生をより深く理解するためのきっかけを得られたことです。「葉」の内容に疑問を持ちながらも、それをきっかけにした自己探求のプロセスは、私にとって大きな学びとなりました。
結局のところ、「アガスティアの葉」は運命を決めるものではなく、人生の指針として活用するものだと感じます。今回の体験を通じて、私たちは自分自身の過去や未来、そして今をより深く見つめる機会を得られました。
過去から未来へ、つながりを感じる旅
チェンナイでの体験から始まり、ケララでの偶然の連続、そして帰国後の再確認に至るまで、この旅は私にとって多くの発見と学びをもたらしてくれました。「アガスティアの葉」が語る過去世の物語は、私自身の人生に新たな視点を与えてくれるものであり、それが信じられるかどうかは自分次第です。
南インドの大地で感じた神秘的なつながりと、多くの偶然がもたらすメッセージに感謝しながら、これからも人生という旅を楽しんでいきたいと思います。
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